大間の一本釣りマグロ漁師・第五十七大運丸 菊池正義さん

「菊池三兄弟」の次男で、2015年から4年連続で一本釣り部門漁獲高NO.1の、スゴ腕マグロ漁師・第五十七大運丸の菊池正義さん。こちらは、277キロの大物マグロを獲った、2018年9月の写真です。

菊池正義さんと荷揚げマグロ

餌はシイラ。「喰った時に、ボン!と跳ねた」から、そんなに大きなマグロだとは思わなかったんだとか。「今シーズン獲れるマグロの漁獲枠が決まってるして、ここ3日間、出漁してなかったけども、朝、なんだかソワソワして出たら、すぐに喰った」のだそうです。改めて巨体を眺めながら「マグロに選ばれでしまったな」と、とびきりの笑顔で話してくれました。

大間の菊池家一族は大半が『大運丸』の船名を受け継いでおり、平成6年に自分の船『第57大運丸』を造船、29歳で一人立ちしました。 なんと、小学校2年生の頃からお父さんと船に乗り始めたという正義さん。その頃からなんの迷いも無く漁師になると決めていたそうです。「船の上から見た大間の海には波間に群れを成したマグロが押し寄せていて・・ガキの頃見た光景がいまでも目に焼きついている」と語ってくれました。5年生の時にお父さんが病で他界した後も、祖父母が拵えてくれた子供用の仕掛けを使い、ふくらげ(ブリの子)やシイラ、こっこマグロなどを釣り漁師の腕を磨いてきました。

10年前に大漁旗を戴いたとき、「夏マグロが揚がり始める頃、三人の息子たちと弁当を持ってマグロの餌にするイガを釣りに行くのが楽しみの一つ」と語っていた正義さん。今や息子2人はマグロ漁師として独立。2019年の正月特番「巨大マグロ初競り戦争」では、次男の和喜さん(23歳)が“スーパールーキ漁師”としてテレビに登場。


最年少ながら所帯を持ち、大運丸の血筋をしっかりと受け継ぎ、大物マグロを釣り上げました。孫を抱きながら、息子に負けたと言いつつも嬉しそうな正義さん。


正義さんの大漁旗は、父から自分、そして息子へと脈々と引き継がれていく、大間の宝<一本釣り漁師の誇りと伝統>の象徴のような縁起もの。大間の漁師の心意気を感じながら、どうぞ末永くご愛用下さい。

大漁旗を戴いたら、持主だった漁師さんが欲しいものを作って贈っています。2WAYバック、喜んでくださいました!


今年のお正月に放送された「洋上の激闘!巨大マグロ初競り戦争2019」より。