過去最多7度目!2023年豊洲初競り一番マグロ漁師・第五十六新栄丸 竹内正弘さん

竹内正弘さん
2018年1月5日、築地の初セリで競り落とされた405kgの大物マグロについてTVのインタビューを受ける竹内さん

19トンの大型はえ縄漁船・第五十六新栄丸の船主で、工務店の社長さんでもある竹内さん。 2018年1月5日の築地市場の初セリで、最高値3,645万円で落札された405kgの大物マグロを獲り、大きな話題となりました。2016年の1,400万円、2017年は何と7,420万円と、3年連続で新栄丸のマグロは最高値を付けています。そして、2023年には3,604万円と、過去最多・7度目の一番マグロを仕留めた竹内さんは、まさしく「強運のスゴ腕漁師さん」です。

2017年12月28日に釣り上げた403キロの大間の鮪
大間町下出浜漁港で荷揚げされ築地へ運ばれる405kgの大物マグロ

そんな強運船・第五十六新栄丸を新造船した時、お役目を終えた第七新栄丸の大漁旗を沢山提供して下さったのは、もう10年以上も前のこと。2018年3月には、2艘目のマグロ漁船として、「第十八新栄丸」を新たに加え、タンスの中に眠らせていた大漁旗を今回も沢山頂戴しました。

第十八新栄丸進水式

進水式の餅まきでは、当たりの鱒引換券や幸運の5円玉が入った紅白餅が、これでもかという程船から降ってきました。夜のお披露目会は、工務店の社長さんでもある竹内さんらしい、こだわりの資材を尽くした豪邸にて。贈られた大漁旗を座敷一面に飾り、80人越えの招待客をおもてなしするご家族、社員さん達、総出で頑張ってました。

豪邸
エントランスがまた素晴らしい。床は総大理石、なのに床暖房が完備。

「豪邸も建てたし、あとはメダカを買いたい」とテレビのインタビューで語っていた竹内さんですが、慈善活動もされています。2011年から青森県内6カ所の児童養護施設へ「大間の鮪漁師」の名で寄付を続けてきました。 寄付の理由を「若い人たちを育てないとならない」と語ったように、新造船「第十八新栄丸」は、大間から旅立つ18歳の若者へのエールを込めて名付けたそうです。 新栄丸の大漁旗は、まさに「強運・開運の象徴」で最上の縁起もの。どうぞみなさま、福をおすそわけしてもらってください。